「オンライントークイベント~『高次脳機能障害』を語ろう!」1回目終了しました

先日、「オンライントークイベント~『高次脳機能障害』を語ろう!」の第1回目が終了しました。この企画は高次脳機能障害の中でも「重度」といわれる方々の事例報告をもとに、家族と支援者(医療・介護・行政など)の方々が意見交換を行い情報共有するものです。

今回は、医療・介護・行政・教育の各界でご活躍されている13名の方と、家族会11名の合計24名で行われました。

第1回目は「感情コントロールの低下」「精神症状のトラブル」「固執性・退行などによる異常行動」という3つの事例と補足事例について、ご家族から報告いただきました。

その後の意見交換では、まず重度者の事例について支援者の方々から驚きの声があがりました。そして「支援者の情報不足」「支援者の理解不足」「制度・サービスの不足」といった問題が提起されました。

ただ、この問題点は、これまでも他の家族会の交流企画でも出ていることです。依然として、根の深さを感じました。

一方で、この問題は支援者の方だけの問題ではないと考えます。家族会としてもっと積極的に支援者に対して情報発信を行い、理解していただくように努めることが必要であると思います。そしてその結果として、当事者に対するよりよいサービス、当事者・家族のQOL向上、支援者の方々の働き甲斐につながればと期待しております。

次回は「発動性の低下」「コミュニケーション」の問題について事例報告いたします。

今回ご参加いただいた方の継続参加、ならびに他の方々からのご参加もお待ちしております。